小林よしのり

凶暴になる覚悟

小林よしのり

日々の出来事
2018年1月8日 14:47


わしの父は56歳で定年退職した。

星野仙一は70歳で死んだ。

そう考えると64歳のわしはもう晩年に入っている

ことになる。

 

自分の年齢や、スタッフの生活や、出版業界の衰退を

目にすれば、わしもそろそろ守りに入らなければなら

ないのかもしれない。

 

出版不況の厳しさは相当なもので、漫画雑誌の編集者が

「下りのエスカレーターを必死で駆けあがっているよう

なもの」と言っていた。

漫画だけでなく全雑誌が部数を落としているのだ。

 

こんな時代に、わしも守りに入るべきか?

仕事場の規模を小さくして、コストカットしまくって、

堅実な仕事をしつつ、穏やかな余生を目指すべきか?

 

だがわしは全然そんな気持ちになれない。

まだ40代の気分で、挑戦と野望しかわしの頭の中に

はないんだが、これっておかしいのだろうか?

 

わしには論敵への礼節がないとか、もっと高みに上れ

などと言う者がいるが、あほらしいこと言うなと思う。

円熟したらダメで、もっと毒牙の毒を増やさねばなら

ない。

ついつい優しくなる自分を反省しなければならない。

 

今年の目標は、もっとギラついて、昔の『ゴー宣』の

「凶暴さ」に戻っていくことだ。

「凶暴」になるぞ――――――!