沖縄での自民党の演説会では、島袋大という沖縄県議が、男尊女卑もろだしの発言をしている。
島袋は、応援にかけつけた小野田紀美を持ち上げるために、女性が活躍する時代だということを述べながら、会場に集まった男性たちの同調を誘うようにこう発言。
「男女平等って皆さん言いますけれどもね、結局、男が一番だって皆さん思ってますよね、男性陣の皆さん。私もその一人ですよ。
しかし、女性の声で、女性のリーダーになりますと、女性がバシッと、『あんた何やってるの、しっかりしなさい』よく嫁さんや奥さんに私も言われておりますけれども」
無意識にここまではっきり言ってのけるところが凄まじい。
「結局、男が一番だ」という観念を当然の前提としながら、「嫁さんや奥さん」の尻に敷かれておくような気分で女性政治家を持ち上げてやろうという、男尊女卑!
沖縄は、米兵による少女への暴行、シングルマザーの苦境と貧困などが問題になってきた場所だったはずだ。
それなのに、その地で県議をやっている男は、壇上でマイクを握り、大きな声で、「結局、男が一番だ」とイキり倒してしまう感覚しか持っていない。
女性がレイプされても「そんな服装で歩いているのが悪い」などと言い出すタイプなのではないかと疑う。
「嫁さんや奥さん」に文句を言われているというような感覚も、島袋の本音は「怒られてさえおけば、面倒なことは嫁がやる」という男のズルさでしかないだろう。
こういった発言が冗談で通用していた時代は、もうとっくに終わった。
その陰で、二重三重のしわ寄せを1人で背負わされる女性の存在を無視して、踏みつぶしていけば、もう結婚して子供を産みたいと思う女性はいなくなる。
ところが、この男尊女卑発言を、同じ壇上で聞いている小野田紀美は、おどけた表情をしてみせながら、大きく口を開けて、笑って流している。
「まあ面白いご冗談、男の人も大変ねえ」というような、昔の感覚で受け入れているんだろう。
これが、女の中に染みついた男尊女卑だ。
小野田は、この場に同席した女性の政治家として、はっきり怒るべきだったのに、そうしない。
だから男はこう考える。
「高市早苗、小野田紀美なら、『結局、男が一番だ』という男の願望を今後も笑顔で支えてくれながら、俺たちに都合よく、働いてくれるだろう」
それでいいのか??
女の顔をした男尊女卑。女装した家父長制。これが日本を破滅に向かわせている。