小林よしのり

護憲派の市民活動家よ、聞いてくれ

小林よしのり

日々の出来事
2017年 12月 12日


今回の「ゴー宣道場」には、わしより年配者の参加が多くて、

どうやら市民活動をやって来られた様子を漂わせておられた。

わしは独断で、その年配者の質問を多く受け付けた。

護憲派として国家の行く末を長く考えてきた人たちや、

市民運動家の意見を聞きたかったのだ。

 

アンケートを読むと、70代の婦人もいたようで、「護憲派

でしたが、考えを変えました。山尾さんの改憲案なら支持

します」と書かれていた。

護憲派の人たちの中で、教条主義ではなく、まだ理性のある

人が、「ゴー宣道場」に来てくれた。

 

さすがに「集団的自衛権も容認された現在の憲法では、もはや

平和主義は守れない」と気づき始めた人がいる。

そもそも「立憲主義を貫けない」状態を根本的に克服しなけ

れば、権力の暴走は止められないと迷い始めた人々がいる。

 

山尾志桜里の憲法案は、立憲主義を貫徹させるもので、

現在の日本国憲法の理念である平和主義を包含するものだ。

侵略戦争に参加させないために、「自衛権」を書きこんで、

それを制御するのだ。

 

もちろん9条だけの見直しではない。

権力の暴走を防ぐために、内閣の人事権の影響が及ばない

「憲法裁判所」の設置も記載しようと考えている。

権力に憲法を守らせる改憲案が必要である。

今の憲法はもう死文化している!