小林よしのり

優しい女が無意識に分かっていること

小林よしのり

日々の出来事
2017年 8月 27日


男と女の間には深くて暗い溝があるというが、わしは女が

戦争を語っても聞く気もしない。

これは女性差別なのか?

戦争になれば死を覚悟して国を守るのはやっぱり男の仕事

ではないか。

国内でも、自分の彼女が襲われそうになったら、命がけで

守るのが男じゃないか?

 

古代アテナイの民主主義では、政治を語る資格があるのは

兵士=市民である。

家政のことは女と奴隷がやるものだった。

 

今は皇位継承の問題といい、日本の恐るべき少子化の速度を

考慮すると、男尊女卑にこだわってる場合ではない。

保守するためのリベラルが必要だと言っているのである。

だが、国民国家の基本原則は、外敵から国を守るのは国民、

とりわけ男である。

 

それを無意識に分かっている女は偉いと思う。

平和ボケで「国民」とは何かがわかっていない女が唱える

男女平等は、わしは笑止千万だとしか思わない。

 

不思議なことにわしの周囲にいる女性たちは、みんな男に

優しい。

妻も秘書も笹さんも泉美さんも、戦う男に対するまなざし

が優しい。

ゴミ出しをさせられて、子どもの誕生日に直帰しない

優柔不断な男を見ても、大変だなあと同情し、失われゆく

父権への郷愁を理解してしまう、そういう優しい女性は、

泉美さん以外にもいっぱいいると思う。

 

女だって戦っていると言い出したら、子供だって戦って

いるという甘えた言い訳も通用してしまう。

いざとなれば国のために命をかけるのが男であり、

女子供ではないのだ。

潜在的には男は誰もが徴兵の対象だと、わしは考えている。

それを無意識で分かっている女は、男に優しいのだろう。