小林よしのり

腹立つ、原稿紛失事件

小林よしのり

日々の出来事
2018年 5月 9日


明日、締め切りの『ゴーマニズム宣言』第6章の

ペン入れは終わった。

ただし、欄外があるからピックアップは明日で。

 

今日は頭にくることがあった。

明日締め切りの『おぼっちゃまくん』の原稿を一枚、

仕事場で紛失しているのである。

わしのペン入れが入った原稿を、どうやらコピーと

一緒に捨ててしまったらしい。

 

そもそも今描いてる最中の原稿のコピーを、捨てて

しまう神経がおかしい。

わしがコピーを捨てるのは、雑誌の見本が送られて

きてからだ。

雑誌に掲載されたのを確認したら、さすがにもう

コピーはいらないと判断して、捨てるのだ。

今描いてる原稿のコピーを捨てるなんてあり得ない。

 

とにかく今から紛失したページを改めて描くしかない。

また下描き、ペン入れをやって、仕事場に渡し、完成

させるのだ。

原稿をなくすなんてプロとして最低である。

コピーは雑誌ができ上がってから捨てろ!

 

あとで、わしのペン入れが入った原稿を、秘書みなぼん、

取りに来てくれ。

そのとき、『おぼっちゃまくん』の他のページのコピー

も持って来てくれ。