高森明勅

わが国が最強になれば…

高森明勅

2018年 5月 8日

先日、長男がインドから帰国。

1週間ほど滞在したようだ。

滞在中の詳しい事はまだ聴いていない。

拡大版ゴー宣道場にも友人と一緒に参加してくれたのだが、
落ち着いて喋る時間はなかった。

これまで断片的に聴いたところでは、
雇った通訳がなかなか優秀だったらしい。

27歳の青年。

その彼が、自分の祖国インドについて、
こんな事を穏やかに語っていたとか。

インドはいずれ中国を人口でも国力でも追い抜くでしょう。
やがて軍事力でもアメリカを上回る世界最強の国になります。
その時こそ世界は平和になるでしょう。
中国は周りの国に迷惑ばかり掛けている。
アメリカは自分の価値観を他国に押し付けて
世界中で戦争を起こし
ています。
インドはそんな事はしません。
我々は平和を愛しています。
だからわが国が最強になれば世界はやっと平和になるのです」と。

私はインドの事を詳しく知らない。

しかし今の日本に、こんな風に未来を語れる若者がいるだろうか。

それは勿論、若者達のせいではない。

私を含めて、その上の世代の責任だ。

わが国が最強になれば世界は平和になる。

若者が普通にそう語れる国。

羨ましい。

なお、縁あって長男のデザインの作品展が、
インドで
開催できるかも知れないという。

うまく実現すれば良いのだが。