小林よしのり

憲法発布の祝賀の欺瞞

小林よしのり

日々の出来事
2018年 6月 8日

仕事場に行って、『おぼっちゃまくん』のボードというか、
カードみたいなモノにサインをしてきた。
色紙ほかの販売方法はあとで秘書みなぼんがブログに上げて
くれるだろう。

明日から「九州ゴー宣道場」のために、福岡に行くが、
月曜の午後、東京に戻るとなると、3日間はつぶれる。
この締め切りだらけのスケジュールの中、3日間つぶすの
だから、あとのスケジュールが大変なことになる。

先日『大東亜論』のコンテを途中で断念したが、
『ゴーマニズム宣言』のコンテも、先ほど途中で断念した。
来週、帰って来て続きをやるしかない。

なぜコンテを断念したかというと、午前中は毎日1冊、
明治憲法関係の本を読んでいるからだ。
「自由党史」に目を通し、やっぱりこりゃ自画自賛でダメ
だと思い、「大日本帝国憲法制定史」も「自由党史」に

影響を受けているから、中江兆民の評価がボロクソ。

葦津珍彦もこの当時は護憲派が強すぎるから反動で書いた
のだろう。

「五日市憲法」や「明治の憲法」や「明治憲法欽定史」を

読み、自由民権主義者の歪な変節を知って、やっぱり

中江兆民だけが筋を通したなと思わざるを得ない。

今後の「立憲的改憲」運動の行く末を思った。

トッキーはもっと多くの本に目を通しているようだから、
今日は二人で会議をした。
歴史記述は「史料批判」が全てだ。
今日はさらに読み込むためにコンテを中断した。
さすがに来週は、わしはコンテに没頭しないと締め切り
を守れなくなる。
あとはトッキーに任せる。
さらに資料を探し、来週いっぱいで第一弾の成果を
まとめてくれ。
これは一回で描けるものではなかろう。