泉美木蘭

前川喜平氏の個人攻撃はやめろ

泉美木蘭

2017年 5月 28日

高森先生が紹介して下さった、文科省の前事務次官、
前川喜平氏が退任時に全職員たちに当てて送ったメールは、
人柄のうかがえる本当に立派な文章だった。
個人攻撃に終始する官邸の態度に問題を感じ、前川氏をかばう
気持ちを持つ人はたくさんいるのだろうと思う。

前川氏は、退任後、貧困の子供たちに教育支援する団体に参加
して熱心にボランティア活動していたそうだ。
自分の素性は明かさずに、普通の一般人と同じようにその団体
のホームページから説明会に応募し、今年度は全20回もの活動
すべてに参加表明していたという。
スタッフが「もしかしたら、前文科事務次官ではないか?」と
気づいたようだが、本人は特別扱いは望まなかった様子もあり、
団体の代表者も挨拶に行ったことはなかったという。

団体代表者のブログより

このボランティア団体のホームページを見ると、
「相対的貧困とはなにか」「ひとり親家庭の貧困の実態」
などについて非常にわかりやすく解説されていた。

前川氏は本当に立派な人じゃないか。
いまの政権を握る政治家のなかに、そんな活動に興味を持って
いる人間はいるのか?
自分の身内の金持ちや、支持基盤の大企業ばかり優遇させて、
弱者、生活保護受給者は切り捨てるばかり、貧困、生活困難者
の何を知っているんだ?

パンツ泥棒や、政務調査費でSMバーに通うような政治家を大臣
に揃えていた政権は、責める立場にない!

与党は加計学園問題について誠実に回答しろ!