高森明勅

石破氏の善戦

高森明勅

政治・経済
2018年 9月 20日
自民党総裁選。
 
安倍首相サイドは議員票・党員票共に
7割以上の獲得を狙っていた。
 
だから事前に、安倍氏支持の中堅議員はこんな事を語っていた
(『週刊エコノミスト』9月18日号)。
 
「もし党員票が『安倍氏6割、石破氏4割』という結果になれば、
国会議員とあわせて安倍氏が圧勝したとしても、『安倍氏の圧勝』
という空気にはならない。『石破氏の善戦』とみんな受け止めるだろう」と。
 
結果はどうか。
 
党員票では「6割」にも届かなかった。
 
55%どまり。
 
これではとても「安倍氏の圧勝」とは言えない。
 
それはご本人が一番分かっているはずだ。
 
どうしてこんな結果になったか。
 
答えは自ずと明らかだろう。