高森明勅

「ご会釈」を思い返す

高森明勅

日々の出来事
2018年 9月 6日
9月6日、秋篠宮家の悠仁親王殿下12歳のお誕生日。
 
お祝い申し上げる。
 
我々の皇居勤労奉仕も最終日を迎えた。
 
初日が皇居で、2日目が赤坂御用地、
3日・4日目が皇居という日程。
 
改めて、初日の天皇陛下のご会釈について、思い返す。
 
あの経験は一体、何だったのか。
 
あの時、はっきり時間の流れが遅くなったのを感じられた。
 
天皇陛下のお姿も、
「陛下はこんなに大きくていらっしゃったのか」
と意外に思ったほど、実際に“大きく”見えた。
 
更に、予想外に緊張しなかった。
 
これは他の若い奉仕参加者達も言っていた。
 
その上、陛下がただ我々の前にお立ちになるだけで、
不思議な嬉しさと安らぎのようなものを感じた。
 
「陛下マジック」と言っては不謹慎だろう。
 
しかし、現に説明し難い体験をしたのだ。
 
昭和時代には4回ご奉仕をさせて戴いた。
 
だがその後、ご奉仕の機会を得なかった。
 
平成が終わる前にせめて1回位はご奉仕をしたいと、
かねて願っていた。
 
しかし、実際に奉仕をさせて戴くと、
また来年もご奉仕したくなった。