小林よしのり

ホテルと睡眠

小林よしのり

日々の出来事
2018年 8月 7日

また6時過ぎには目を覚ます日々が続いている。
寝るとき、睡眠中はクーラーつけっぱなしの方がいい
のだが、問題は朝だ。
朝のクーラーの冷気で、どうしても4時間睡眠になっ
てしまう。

先週は数日間、ホテルにカンヅメしてたのだが、
温度設定を26度にしていたら、昼も夜も、猛暑を
完全に忘れることができた。
遮光カーテンを閉めれば、完全に暗闇なので、朝も
自然に目覚めるときに起きて、7時間睡眠ができる。
やっぱり真夏の暑さ、真冬の寒さをしのいで仕事を
続けるにはホテルにカンヅメが一番だ。

ただし値段が高い。一泊の値段が高いし、レストラン
の値段が高い。
外国人観光客が激増して、ホテルの空室がなくなった
ものだから、価格設定が高くなってしまった。
部屋の予約も直前では無理になって、だいぶ前から
予約しなければならない。
ラウンジ付きのフロアーには泊まれなくなった。

政府も一般人も、外国人観光客が増えるのが嬉しい
らしいが、わしは迷惑を感じることの方が多い。
オリンピックになれば、もっと外国人が増えるから、
もうカンヅメで睡眠を補うことも不可能になるだろう。
わしにとっては、オリンピックは憂鬱でしかないが、
文句言うと叩かれそうな全体主義ができ上がって
いるから、黙っておくしかない。