高森明勅

番組の舞台裏

高森明勅

日々の出来事
2018年 7月 13日
先日のTBS番組への出演。
 
それなりに好評を戴けたようだ。
 
「知らなかった」「勉強になった」等々。
 
私がバラエティー番組に出演する事には賛否があり得る。
 
「オチャラケた番組に出演していると、
重要な問題での発言も軽く見られがちだから、
控えた方がよい」
 
「一定の視聴率があれば、
娯楽番組でも出演して、発信力を拡げた方がよい」と。
 
しかし一般論ではなく、個別に判断するしかない。
 
今回の場合は担当者が、
私が以前に手掛けたブックレット
『日本の祝祭日を考える』をちゃんと読み込んだ上で、
依頼して来た。
 
断る理由は無かった。
 
実際の放送では、時間の制約で収録した内容が
かなり削られたようだ。
 
例えば台本では、私が(元キャンディーズの!)
伊藤蘭さんに質問し、彼女と少しやり取りする場面が
予定されていた。
 
これは私が最も楽しみにしていた場面。
 
ところが本番では、MCの加藤浩次さんが、
私の質問を横取りして、レギュラーのHKT48の
指原莉乃さんに投げ掛けた。
 
その為、私は指原さんとやり取りするハメに。
 
平静を装いながら、内心では(こんなはずじゃなかった、
残念!)と悔しかった。
 
伊藤さんとやり取りする機会は、
永遠に失なわれてしまったのだ。
 
でも指原さんの勘の良さ、
頭の良さはずば抜けていていて、感心した。
 
…が、その場面はまるごと切られたようだ。
 
やむを得ない。
 
少しでも「ためになった」と思って貰えたなら、
それで満足だ。