高森明勅

倉敷「第2又一」に行った

高森明勅

日々の出来事
2019年 5月 28日
5月25日、姫路獨協大学「はりま歴史講座」に出講。
「天皇と国民をつなぐ大嘗祭」と題して講義。
幸い、好評を得た。
 
私をお招き下さったのは、
同大学播磨総合研究所の所長、大塚健洋教授。
同氏は日本思想史学がご専門で、大川周明研究の第一人者。
 
私の同名の著書を予め読んで下さったようで、
絶讚して戴いた。恐縮至極。
 
姫路まで来たついでに、老母を見舞いたかったので、
わが郷里・倉敷に足を延ばした。
倉敷滞在中、私が中学生時代に行っていたラーメン屋
「第2又一(またいち)」がまだ
やっていると聞いて、
立ち寄った(私は首都圏の
全寮制の高校から東京の大学に
進み、以来、
時折帰省する事はあっても、故郷を離れたまま
現在に至る)。
 
メニューは以前のまんま。
 
「日の丸ラーメン」
(茹で卵を輪切りにして麺に載せている)
を注文。店の主人は世代交代したようだが、
味は昔と似ている(ように感じた)。
駅前にあって、頑固オヤジが“味”で勝負していた
伝説のラーメン屋「又一」。
それにあやかりたいと、縁もゆかりも無いのに
厚かましく、勝手に「第2」を名乗った店だった
(私は初代の主人から直接、その事を聴いた)。
 
私の中学生時代から半世紀ほど経った今も、
営業を続けていた。
 
この度、私が行った時には(店構えが狭いせいもあろうが)
結構、客が込んでいた。
 
なお、本家の「又一」について、
テレビ番組でタレントか誰かが読み間違えて、
しきりに「ヌー(ぬー)」と言っていたそうな。