高市首相の訪米を来週に控え、その(まだ会談していないのに)「成果」のリークが色々と記事になり始めました。
米ミサイル防衛構想「ゴールデン・ドーム」参加、日米首脳会談で表明へ…中露への対処力向上狙い(読売新聞)
日米、首脳会談で南鳥島のレアアース共同開発を確認へ 中国依存脱しサプライチェーン強化(産経新聞)
どちらも、トランプへの貢ぎ物として差し出すであろうと思われていた事柄なので意外性はありませんが、これらをただ「持参」するだけの訪米・会談、一体何の意味があるの?と虚しくなります(「さらなる御用聞き」が目的?)。
一方、本来は「見せ場」であるはずの米議会での演説は、米側から提案があったのに「見送った」そう。
色々と理由はつけていますが、高市首相が言葉を発してしまうと、後々「自分の言葉」との整合性がとれなくなるのはこれまでの所業で明白なので、「わたしはまったく、な〜んも主張せん!」事にしたのでしょうね。
ますますもって「行く意味あるの?」と思ってしまいますが、移動時間ほぼゼロでも、党首討論やアラブ諸国との会合など自らの全ての言葉に注目が集まる場と違い、ただ媚びてノリノリで居れば良い訪米であれば、お気楽極楽で太平洋ひとっ飛びなのでしょう。
さて、会談や共同声明の中ではトランプの叔父貴から高確率で「サナエ、イランにビシッと言うたれや!」と促されそうな予感がしますが、日本とアメリカではイランとの関係性において絶大な違いが一つ存在します。それは、
日本はイランと国交がある 米国はイランと国交断絶中
であるという事。
日本は1953年の国交回復以来、イランと友好的な関係を結び続け、当然ながら現在も東京にイラン大使館があって大使が駐在しています(もちろんイランの日本大使館があり、現在職員は避難中)。
イランのアラーグチー外相は、2007年〜2011年の間、大使として日本に駐在。赴任直後に広島の原爆資料館を訪れたり、東日本大震災では岩手県まで炊き出しに赴くなど、少なからず日本に心を寄せてくれた人物です。
残念ながら、そうした積み重ねは、日替わりで問題ばかりが噴出する首相と政権によってズタズタにされそうです。
日本が、自国に原爆を2発も投下したアメリカに媚びへつらって、長きに渡って独自の関係を積み重ねてきた友好国を一緒になって非難するという姿は、「主体性を持った独立国家」という像から138億光年は離れた行いです。
ネトウヨ層がやたらと叫ぶ「GHQによる洗脳!!」は、高市早苗の振る舞い(もう「な〜んも期待せん」ので、想像通りの確定で良いでしょう)によって決定的に極まったものになるでしょう。
そこには、もう「徳」なんて顕微鏡レベルも残っていません。
「易姓革命」は「徳を失った支配者が交代させられる事」ですが、徳を積むどころか、全ての徳を踏みにじる暴走政権が誕生してしまった日本の現状こそが「逆・易姓革命」そのものなんじゃないか?