小林よしのり

マスコミは天皇制の解説は高森氏を使え

小林よしのり

日々の出来事
2019年 4月 18日

羽鳥慎一のモーニングショーで伊勢神宮をやっていたが、
本郷和人氏の説明が危うい。
見ててハラハラした。
三種の神器の説明も、国家神道の説明も、あやふやだった。
あれならわしの方が説明できる。
『天皇論』『新天皇論』で描いている。

本郷氏は中世史の専門家なのだろうが、天皇制に好感を
持ってないだろう。
しかも以前、わしとテレビに出たときは男系派だった。
それもエセ保守に影響された適当な根拠だったし、
天皇制に関しては本郷氏は信頼できない。
令和の説明も「巧言令色少なし仁」を参考にして、
ディスったようだし、これはもう無茶苦茶だな。

天皇制を語らせるなら、なんで高森明勅を出さないん
だろう?
高森以上に正確に語れる者はいないぞ。
学者の肩書きがあっても、専門というのがあるし、
つまらん肩書きの権威主義を頼っても、真実を知る
ことが出来なければ無意味である。
いや、間違った知識を身につけたら害悪にすらなる。

中世史では本郷氏を信頼するが、天皇制では高森が
一番正確に分かりやすく語れる。
これから先、天皇制についての解説が必要な場面は
度々あるだろう。
マスコミ諸君は高森明勅を使ってくれ。