小林よしのり

最悪のシナリオを考えておくべきだ

小林よしのり

日々の出来事
2019年 9月 15日

橋下徹は韓国の内政には興味を持つ必要がない、それは
韓国民が決めるから放っておけばいいと言いながら、
アメリカには短距離ミサイルならOKというトランプ
大統領の考えに対してモノ申すべきだと言う。
二重規範は聞いちゃいられない。

日本は韓国の動向にも、アメリカの動向にも、必死で注目
していなければならないし、テレビも新聞も韓国の政局に
ついて、つぶさに報道しておかねばならないときなのだ。
それほどの危機が朝鮮半島には迫っている。

そして日本は、韓国にもアメリカにもモノ申していいのだし、
警告は発しておくべきだ。

民主主義という制度は万全ではなく、特に韓国においては、
法治主義すら徹底できない「情理主義」の国民性がある。
真実を知らされていない国民の選択は良い方向に出るだ
ろうか?
このままいくと、取り返しのつかない事態になってしまう
恐れが大きい。

この先、韓国が核を持ち、北朝鮮と対等と思い込んで、
南北統一を進め、その主導権を金正恩に奪われて、
朝鮮半島から自由が奪われるというシナリオもあり得る。

そのとき韓国民がどんな悲惨な目に遭うか?
またしても朝鮮人は悪しき選択をしてしまったと「恨」
を募らせるばかりなのか?
韓国民の運命を思うと、心配でならない。

そのとき日本に泣きついても、日本は何もできないし、
アメリカに泣きついても、米軍はとっくに撤退していて、
バックに中国がいる統一朝鮮には、手出しもできない
だろう。
最悪のシナリオを考えておくのは国家を守る者として
当然である。