小林よしのり

韓国に根気よくお願いしよう

小林よしのり

日々の出来事
2019年 9月 11日

徴用工問題は単なる歴史認識の問題ではない。
経済問題でもあるし、国際法の問題でもある。

特に国際法の問題は、国と国が戦争ではなく、「話し合い」
で外交をやっていこうとするときに、最も重要な問題で、
「話し合い」の結果として結んだ「条約」を簡単に崩壊
させていいなら、もう「話し合い」の意味がないという
ことになる。

条約を崩壊させられたら、また「話し合い」をして、
今度は守ってもらえるように、もっと相手国に妥協した
「条約」を結ぼうと言うのが、ウルトラ左翼自虐史観の
玉川徹である。

なにしろ玉川徹は、「相手国は変わらない。自国は変わる
ことができる」という信念を持っているから、際限なく
日本国は妥協すべしと主張している。

甘やかして甘やかして甘やかして・・・永久謝罪をすべき
というのが玉川徹の主張である。
それが建設的な日韓の関係だと思い込んでいる。

「韓国は永久反日国家でいい。日本は永久謝罪国家でいい」
それは健全な国と国の付き合い方だろうか?
わしはそうは思わない。

安倍政権はよくやった。このままでいい。焦って妥協する
必要などない。
損得勘定で考えても、日本に対して損失は出ない。
むしろ韓国が損をする。

「約束を守ってくれ。条約を守ってくれ。国際法を守って
くれ。お願いだから法治国家になってくれ。」
ただこれだけを韓国にお願いしていればいい。
何年も何年も「約束を守ってくれ。」と根気よくお願い
すればいいのである。