小林よしのり

仕事場の改革

小林よしのり

日々の出来事
2021年 7月 20日

今日は『よしりん辻説法』の画稿締め切りだが、
画稿渡しは明日の午後一になると思う。

昨日、宇都くんと電話で話し合ったのだが、
スタッフは夜10時には全員一斉に帰って欲しい。
完成しなければ、続きは翌朝からやってほしい。
今まで、画稿締め切りが火曜だったり、月曜だったり
するので、どうしても間に合わずに、スタッフは日曜
もペン入れを続行せざるを得なかった。

しかし、今後はわしがコンテを早めに描き上げ、
ペン入れも早めに終わらせる。
日曜は全員、休みに出来るように、わしが頑張って
みる。

サラリーマンのようには創作活動はどうしても
できない。
アイデアが浮かばないときはどうしても浮かばない。
それでも自分の脳の回転力を上げるしかない。

わしは日曜は要らない。休みがそもそも欲しくない。
スタッフがサラリーマン根性になってしまうのは、
良いことじゃないかもしれない。
漫画家はヤクザ家業だ。
明日の生計の予定など立たない。

だが、今の仕事の悪しき個人主義が蔓延していく
のは、良くない。改革せねばならない。
宇都くんは今朝は早くから出てきて仕事を始めた
ようだ。立派だ。