• 新しい順
  • 古い順
  • タイル表示
  • リスト表示
「客観」考
泉美木蘭
泉美木蘭 先日の生放送で「客観視とはなんなのか」という話をした後、 しばらく考えていたことなのだけれども、 完璧な客観視というのは人間には不可能な話で、 重要なことは、物事を見るとき、考えるときに、 どれだけ自分の視点を動かす自由を獲得しているかということ、 そういう姿勢を持とうとすることなんじゃないかと思った。 視点は、左右にも、上下にも、遠近にも動かせるものだ。 ...
皇位継承問題、政府は「速やかに検討」し「報告」せよ!
泉美木蘭
泉美木蘭 皇室典範特例法の付帯決議にはこう書かれている。 「政府は、安定的な皇位継承を確保するための諸課題、 女性宮家の創設等について、皇族方の御年齢からしても 先延ばしすることはできない重要な課題であることに 鑑み、本法施行後速やかに、皇族方の御事情等を踏まえ、 全体として整合性が取れるよう検討を行い、その結果を 国会に報告すること」 「本法施行」とは、天皇陛下のご...
今夜は9時から生放送!
泉美木蘭
泉美木蘭 今日は高森先生、笹さんとの動画収録があり、 12月8日(日)名古屋で開催される「愛知ゴー宣道場」の 告知動画も収録する予定。 ゲストは、名古屋が地元の山尾志桜里議員、 テーマは「正念場を迎える皇位の安定継承」だ。 国民の良識、常識感覚を声にする道場を目指そう。 そのあと今夜9時からは、よしりん先生との生放送 「オドレら正気か?」。 桜を見る会の問題で、立憲民...
泥にまみれて書いた
泉美木蘭
泉美木蘭 2日前、ライジングのために『泥にまみれて』の感想を 書いたのだけど、どうしても納得がいかなかった。 それで、昨日一日ずっと引っかかったまま他の仕事をして、 ぶりを照り焼きにしながら考えて、 野球の日本・韓国戦を見ながら考えて、 いよいよ9回で山﨑康晃がマウンドに上がったときも 「おおおおお、ヤ・ス・ア・キー!」 と思いながら考えて、 洗面所で歯を磨こうとして...
女と男《5》 アナと雪の女王
泉美木蘭
泉美木蘭 『アナと雪の女王』の続編が来週公開されるそうで、 昨夜テレビをつけると、前作が放送されていた。 ちょうど雪山の「ありの~ままで~」のシーンだった。 あの歌は一番の見せ場だけれども、 歌っている女王・エルサ本人にとっては、 「自分の魔法の力を封じなければならない」という恐怖から、 人々に対しても、自分を心配してくれる妹アナに対しても、 そして、自分自身の過去に...
女と男《4》 羨望
泉美木蘭
泉美木蘭 「少年にはペニスがあるが、少女にはそれがない。 だから少女は無意識にペニスを羨ましく思うという コンプレックスを持つようになり、 少女は自分を劣等なものとみなす。 それが『男になりたい』という願望や、 少年への復讐心を生み出し、 少年はそのような少女に怯える」 って、 以前読んだ古い精神分析学の解説書に書かれていたのだが、 フロイトの理論がベースになっている...
女と男《3》 男やもめ
泉美木蘭
泉美木蘭   「男やもめにウジがわき、女やもめに花が咲く」 妻を失った「男やもめ」は、それはもう悲惨なものだが、 夫を失った「女やもめ」は、そこから自由に着飾ったりして、 第二の人生を謳歌させるものだというイメージがある。 妻に尽くされた男と、夫に尽くした女、 それぞれの人生の終盤の姿だが、いつ頃生まれた言葉だろう? 私が聞いたのは、池袋の寄席だったから、恐...
12月8日は「愛知ゴー宣道場」に集まれ!
泉美木蘭
泉美木蘭 「大昔は男系継承に限ってきた国といえども、 今や男女同じく皇位を継承するようになっているんだ。 今どき、我が国だけ憲法上女性天皇を立てないなど、 19世紀以前に逆戻りだ」 「女性が天皇になれば、結婚した皇婿がその座を乗っ取って 政治に干渉するかもしれないって? アホか、独裁政府なら いざ知らず、いまは立憲国の君主の話をしているんだ。 もしそういうことが起きた...
幻冬舎plus連載「アンパンマンが『暴力的』??」
泉美木蘭
泉美木蘭 幻冬舎plus連載「オオカミ少女に気をつけろ!」 新しい記事の配信です。 「アンパンチで暴力的に?」のネット騒動と、アンパンマンから学ぶこと https://www.gentosha.jp/article/14234/ やなせたかし氏原作の乳幼児向けアニメ 「それいけ!アンパンマン」には、 悪役バイキンマンを退治するための アンパンマンの必殺技「アンパンチ」...
女と男《2》 独占欲
泉美木蘭
泉美木蘭 独占欲 好きな男性ができて、「私と彼の美しき世界」なる幻想の時間が 過ぎ去り、なんらかの現実が見えはじめると、いつもそこから 自分の独占欲との「内なる戦い」がはじまる。 小学校5年生のとき、サッカー部のキャプテンだったコバヤシ君が 私の初恋の男性だ。 放課後はよく校庭で駆け回るコバヤシ君の姿をほわあんとした 気持ちで眺めていた。 クラスには、発育が早くてすで...
女と男《1》
泉美木蘭
泉美木蘭 女と男《1》 きょうは締め切り。ブログを書いている場合じゃないのだけど、 まずいことに頭がちっとも働かなくなった。 文章を組み立てる能力を司る脳のどこかが眠ってしまったみたいだ。 九州で、何人もの人が「ブログが面白い」と言ってくれたので、 もっと裸婦に、いやラフに、自分の考えていることを書こうと思った。 ただ私はあちこち興味関心が向きすぎるので、ひとつのテー...
かろのうろん美味しかった
泉美木蘭
泉美木蘭 無事帰京した。 東京は風が冷たい。 今朝の博多は気温が高くて、上着はいらなかった。 少し川沿いを歩いたけれど、空気に湿度と独特の潮のにおいが 混じっていて、懐かしい感じがした。 海が近いからかな。私の育った町と空気のにおいが似ている。 空港へ行く前に、開店前の「かろのうろん」に並んで、 ゴボ天うどんを食べた。麺のちゅるちゅるとしたなめらかな 舌ざわりがおいし...
九州ゴー宣道場お疲れさまでした
泉美木蘭
泉美木蘭 iPhoneしかなくてチマチマするが、 熱いうちに感想を書いておきたい。 九州ゴー宣道場、あっという間に終了。 準備にいろいろと大変な事がありましたが、 無事に設営をして下さり、設営隊のみなさんありがとうございました。 男尊女卑についての議論の過程では、 自分の意識を客観視するのが難しく、 「ああ、そうだったのかも!」 と思うことが多かった。 基本的にわがま...
九州ゴー宣道場の準備
泉美木蘭
泉美木蘭 今日は10日の「九州ゴー宣道場」にそなえて、 日本近代思想大系「天皇と華族」に掲載されている 明治時代の女帝に関する議論を改めてゆっくり読み直した。 文体は小難しいけど、すごく面白い。 「男子を尊ぶ日本先祖以来の旧慣」を主張する論者への ツッコミのような言葉がうまくて笑ってしまった。 10日は高森先生が即位のパレードにともなうマスコミ 対応でいらっしゃらない...
ジュディ・オングもいれば林芙美子もいる
泉美木蘭
泉美木蘭 実家に、幼児の頃の私が歌を歌っているところを 父が録音したカセットテープがあって、 いつだかこっそり聞いてみたことがあるんだけど、 3~4歳ぐらいの私が、ものすごく気持ちよさそうに ジュディ・オングの『魅せられて』を熱唱しているので 大爆笑してしまった。 「うぇでごいべでえ~~じぇ~~~~~ おんにゃはうみ~~~~ しゅきなおとこの~~うでのなかじぇも~~ ...
10日の九州ゴー宣道場が楽しみ
泉美木蘭
泉美木蘭 昨日は師範打ち合わせだった。 来週10日の九州ゴー宣道場では議論することがたくさん あるので、どう組み立てていくかを綿密に話し合った。 話の流れで自分の過去の男尊女卑体験を思い出していた。 私はかなり早くに個人事業主になったので、 良くも悪くもすべては自分の責任、という感覚ばかりが すごく強くなっていったのだけど、 昨日打ち合わせを終えて帰宅してから、いろい...
規格外のキャラクター
泉美木蘭
泉美木蘭 自分にとって規格外の人を見たときに、 相手をその規格外のキャラクター通りに受け取って、 良いところも悪いところも同時に見て付き合っていける人と、 相手を自分の受け入れられる範囲内に当てはめようとして、 当てはまらない部分=悪い部分という風に受け取ってしまう人 がいると思う。 規格外の人は、波風立てるし摩擦も起こすから、 人間の心理としては、思わず拒絶したり、...
『軽蔑』と『シェルブールの雨傘』
泉美木蘭
泉美木蘭 ゴダールの映画『軽蔑』(1963年)を観たけど、やたら素敵だった。 モラヴィアが書いた小説『軽蔑』をもとにして、 イタリア人夫婦の別れを描いたもので、 めろめろに愛し合っていたのに、なぜか妻に軽蔑されるように なった劇作家の夫が、妻の心理をなんとか探ろうと、妻と会話 しながら煩悶するという内容だ。 妻は夫に愛想を尽かし、アメリカ人の男とくっついて、去る。 す...
幻冬舎plus連載「『傷ついた』と言って他人を攻撃する人たち」
泉美木蘭
泉美木蘭 幻冬舎plus連載「オオカミ少女に気をつけろ!」 新しい記事が配信されました。 「『傷ついた』と言って他人を攻撃する人たち」 https://www.gentosha.jp/article/14117/ タイトルの通りでございます。 校正部から、原稿後半のイスラーム革命の記述に ちぐはぐしたところがあるという指摘があったので、 修正するために、昨日イランの漫...
11月10日(日曜)、福岡に集まれ!
泉美木蘭
泉美木蘭 私は話すよりも書くことのほうがずっと好きな人間なので、 「ゴー宣道場」の募集のように、ある程度まで書いて、 「寸止め」するというブログがいつもすっごく難しい! 特に、作品を読んだあと、寸止めで書くのは困難を極める! のめり込んでいろいろがっつり書いてしまう! ブログ用に文章を一本書いたけど、書きすぎている! これはもっと深めて、いつかライジングのほうに回そう...