笹幸恵

本当は何もわかっていない、矛盾だらけの三橋・茂木動画。

笹幸恵

2026年3月13日 13:20

遅ればせながら、三橋貴明と茂木誠の動画を観た。

もうメチャクチャだ。

女系天皇なら別の王朝が誕生する!

こんなもの、男尊女卑に基づく妄想でしかない。

三橋「女系天皇が誕生して皇統断絶、その後の日本ってどうなるんですか?」
茂木「いや、全くわかりません」
三橋「何が起きるかわからないということですね」

バカバカしい。
何も起きません。

女系天皇=皇統断絶のペテンっぷりはすでに多くの人が論破しているので、私はその前段の矛盾を指摘しておきたい。

茂木は、こんな持論を展開している。

弥生人が縄文人を征服して、今の天皇制を築いた。
支配層と被支配層。これは典型的なマルクス主義(だから彼らは天皇制打倒を叫ぶ)。
しかし天皇が渡来人(渡来系弥生人)だったという証拠はない。
なぜなら天皇と人民が同じ言葉をしゃべっている。
渡来人なら、外国語がどっと入ってくるはず。

今どきマルクス主義を信奉する日本人がどれほどいるのかね?
それを否定するために縄文と弥生が必要か?
第一、天皇が渡来系弥生人でなかったという証拠もない。
外国語がどっと入ってくるはず・・・って、その頃すでに、今のような日本語と外国語の違いが確立していたのか?
三橋にいたっては、「10万人の渡来人がやってきたら、まず森の開拓から。飢え死にしますよね(だからあり得ない)」などと返答している。

アホすぎる。
渡来人はどっと押し寄せたわけではあるまい。
緩やかにこの地に住む人として同化していったと考えるほうが自然だ。時間軸が違う。
このあたり、今のオーバーツーリズムとか移民問題とかと混同しているとしか思えない。
茂木は、古代のあの人もこの人もユダヤ人だったと主張していた田中英道と共著まで出しているのに、「天皇制批判=マルクス主義」を強調したいがあまり、渡来系弥生人まで否定している。

矛盾はまだある。
「縄文時代=民主的なリーダー」
「弥生時代=階級社会で強いリーダー」
こんな文脈で互いに頷き合いながら語っているのに、茂木はこう言い出す。
「縄文時代の部族長的な存在が稲作を受け入れ、リーダーになっていった。その天皇が専制君主であった記録がない」
最初から天皇は象徴的な存在だったというのだ。

???
あまりに都合良く解釈しすぎじゃないか?

その後、権威と権力の話になっていくのだが、これがまた意味不明。
雄略天皇とか天武天皇とか、後鳥羽上皇とか後醍醐天皇を引き合いに出して、「ちっとも権威と権力が分かれてないじゃん!」という流れなのだが、三橋は「全体の流れとしては権威と権力が分かれているのが天皇」と、雑に丸めてしまっている。

その上で、教育がどうの、リベラルがどうの、三橋にいたっては皇族の敬称云々を語って「俺ってすごいだろ」臭をプンプン臭わせている。
くさい!

茂木は、「天皇はシラス存在」だという。
ならば、それは男でも女でもいいではないか。
なのに、男系の血統こそが伝統だという。
結局、天皇が「シラス」かどうかはどうでもよく、「男の血」が重要だと言っているのだ。

三橋も茂木も、どれほど天皇を語ったところで、「シラス」の意味など、本当にはわかっていないのだ。

こんな輩が訳知り顔で「伝統ガー」と言い出す。
その前に、矛盾だらけの自分の脳内を整理するのが先だろう。

彼らは自称保守の典型だ。「俺サマの言うことはすべて正しい」と思っている上から目線。
論理的思考と自己への批判的吟味を怠っている、男尊女卑のお子ちゃまに過ぎない。