大須賀淳

長島昭久議員と自民党は「虚偽」の一点でアウト

大須賀淳

2026年 1月 7日

週刊文春の記事「〈極秘文書入手〉「(統一教会の)マッチングを受けました」自民党・長島昭久前首相補佐官が“合同結婚式”を挙げていた」を受けて、自民党の長島昭久衆議院議員が、Xに釈明文を投稿しました。

皇統問題における男系男子固執の急先鋒だった同議員が、同じ主張を掲げる統一協会の信者だったという事実には、さすがに開いた口がふさがらない心境です。

 

「言いたい事」は山のようにありますが、主張内容を一旦全て置いた上でも(本当は置けるわけ無いんだけど)、長島議員と自民党は「有権者への虚偽」の一点でアウトです。

 

自民党は2022年の9月に、党内調査で判明した「旧統一教会・関連団体と関係があった議員」の一覧を公表しています。

旧統一教会・関連団体と関係があった自民党議員一覧(産経新聞)

この中に、長島議員の名前はありません。

これは、信者であったという、リスト中のどの議員よりも「深い関与」があった事を、長島議員が隠蔽したのでしょうか?

それとも、「政治家になる前の話」なので、党側は認識しながらも発表しなかったのでしょうか?

 

長島議員は、統一協会との関係が深かった(現役閣僚を含む)議員が数多く落選した2024年の衆院選において、比例復活により議員の立場を得ています。

 

これは、「有権者を欺く行い」以外の何物でもありません。

 

これは「個人の信仰の問題」ではありません。当人が釈明文で「様々な社会問題等が起こり、看過し得ない矛盾と疑問」を感じたと延べ、それこそ微細な関与まで党内調査が行われるほどの、極めて社会的な、公の問題です。

 

それに関する、最大級に重大な経歴を、衆議院議員という公の立場への信任を問うにあたって隠蔽したとすれば、例えば過去に「学歴詐称」などで辞任した議員より、はるかに大きな道義的責任が問われます。

 

また、仮に長島議員が過去に信者だった事を党側に報告していなかったとしても、「当時多くの保守系国会議員が関わっていた」界隈でそれだけ熱心に活動していた事を、自民党関係者の誰一人として知らなかったなどという事があるでしょうか?

 

本当に党側が認識していなかったとしたとしても公認、そして比例名簿に載せた責任は免れませんし、もし内部での認識があったとすれば、自民党による組織ぐるみの隠蔽という、極めて悪質な行為が存在した事になります。

 

私は過去のブログ内で何度か、皇統や防衛の問題に関して長島議員を批判してきましたが、今回の事は議論の「はるか前段階」となる根本的な問題です。

 

もし、数十年前の段階で統一協会に疑問を持って脱会したのなら、その事実と、離れるに至った理由を公表するのは「公人としての義務」ではないですか?今回の釈明文で語った事を、党内調査や選挙前の段階で表明し、その上で国民の信任を問えばよかっただけの話です。

 

上記の段階であれば、まだギリギリ「個人の信仰の問題」という主張の説得力もゼロではなかった。

しかし、政府の要職まで経た後の時期に、週刊誌報道への釈明という形で、このあまりにも重大な事実を始めて公表するというのは、議員という公人の資格が無い振る舞いとしか言えません。

 

私は長島議員の辞職を求めますが、比例復活なので自民党の候補が繰り上げになるだけですね。自民党は党としてどう責任をとるのか、早々の声明を求めます。