高森明勅

安倍氏ウキウキ、石破氏ワクワク

高森明勅

2012年 12月 2日
自民党の安倍総裁は、
総理の椅子が目の前にぶら下がっているので、
このところすこぶる上機嫌のようだ。

ほとんど躁状態らしい。

かつて総理だった頃の苦しかった日々など、
すっかり忘れ果てたのだろうか。

だが安倍氏が総理になれば、
やがてまた悪夢のような悪戦苦闘、
疲労困憊の日々を「取り戻す」ことになるだろう。

その時、彼は健康と気力を保てるのか。

無理に決まっている。

安倍氏が潰れた後は、
自民党幹事長というNo.2の地位にある自分こそ、
その次の総理だ。

??と、石破氏は、早くも「次の次」に思いを馳せているという。

総理になる前から総理気取り、
というのもどうかと思うが、早くもその次まで取り沙汰って、
自民党は少し舞い上がり過ぎではないか。

かつて民主党が自民党の自滅で政権についたように、
民主党の自壊で浮かび上がっただけなのに。