小林よしのり

公論は思考し続けなければならない

小林よしのり

ゴー宣道場・公論イベント
2014年 1月 11日

秘書みなぼんが風邪でダウンだ。
明日は美味しいものが食べられるのに、
がっかり。

公論は難しい。
自称保守の連中が「集」に「個」を
溶解させてしまっているように、
「ゴー宣道場」も仲間内の「集」に「個」が
溶解しないように、気をつけねばならない。

ただし、「集」に絡め取られてしまうのではなく、
「個」の決断でもって「公」に至るための
議論を行わなければならない。

「集団」の利益のための一枚岩の
統一見解など、わしは作るつもりはない。

「公」に付くためには、
常に思考し続けなければならない。
現在の「公論」が、
明日には状況が変わってしまい、
ずれていく可能性もある。
それは過去に伝統と思われていたものが、
現在では因習や迷信だったことが
わかってきて、新たな伝統の
再構成に迫られるのと似ている。

「公論」は常に思考・思想し続けて
作っていくものだ。

それは大変な作業だが、
師範も、門弟も、「ゴー宣道場」の支持者も、
きっと挑戦し続けるだろう。
その勇気はあると思う。