小林よしのり

イスラム国に対しては傍観でいいのか?

小林よしのり

ゴー宣道場・公論イベント
2015年 1月 29日


ライジング・コメント欄で面白い議論がなされている。

「イスラム国」についての我が国の対応は、ひたすら

傍観を決め込んで一切関わらないというスタンスが

正解なのか?という議論だ。

これは面白い。

こういう議論は大いにやるべきだ。

 

安倍政権に対する、批判のための批判では意味がない。

外交戦略として、代替案があるのか?

 

イスラム国の残虐性を見て、傍観でいいのか?

武士道に反するのではないか?という意見がある。

これは安倍政権が言う「積極的平和主義」とは何か?

という問題とも絡んでくる。

 

大きく分けた選択肢としては、「対テロ戦争か?

話し合い・友愛か?」「傍観か?」という

3つの立場がある。

 

これに対して、「テロとの戦いが国益を損なうなら、

関わるべきではない」という「傍観論」の人がいる。

 

安倍政権が、「テロとの戦い」を絶対だと思うなら、

「イスラム国と戦う周辺国に支援します。つまり

イスラム国に宣戦布告します」と国民に説明すべき

だった。

国民に当事者意識を持たせるべきだった、という

意見もある。

 

こういう議論は「ゴー宣道場」でもやるべきだろう。

「ゴー宣道場」での議論を参考にして、わしも次の

『新戦争論2』に反映させたいと思う。