小林よしのり

作画におけるこだわり

小林よしのり

新刊情報
2014年 12月 5日


『新戦争論』の原画コピーをまた全部見直したが、やっぱり

どうしても第14章の絵が急ぎすぎて希薄になっている。

この第14勝と最終章は戦時中の国民の感覚の対比になっていて、

片や揺るぎない国民意識、片や葛藤からの覚悟である。

当事者意識と覚悟に、全編を通してこだわった今回の『新戦争論』

では、この二本は重要なので、もっと描きこむ必要がある。

母親の顔もわしが描くべきだった。

こちらにある『大東亜論』の原稿のペン入れが終わったら、

わしが描き直すから、スタッフはその準備をしていてくれ。

顔部分の切り張りを頼む。

明日には取りに来るぞ。

どこに手を入れるべきかの修正個所の指摘はあとでする。