小林よしのり

ヘイトスピーチ禁止法に賛成

小林よしのり

2014年 8月 22日


「在特会」や「なでしこアクション」がやっている

ヘイトスピーチの「禁止法が必要」だと国連の

人種差別撤廃委員会が日本政府へ勧告するらしい。

まあ、世界中の誰が見たって異常だと思うだろう。
日本人の恥だ。まったく恥ずかしい。

 

日本人は正常・異常の区別もつけられないし、

正義に対する感覚が弱い。

特に愛国心というキーワードを掲げられると、

何でも許容してしまう時代になってしまった。

それを「右傾化」と言うのだが、自称保守系は「右傾化」

などしていない、中道に戻っただけなどと言い訳していた。

「在特会はいいこともした」などと言うニセ皇族もいる。

 

わしは早くからこのヘイトスピーチには血が逆流する

ような怒りを覚えていたのだが、不思議なことに誰も

そんな風ではない。

なんとなく見逃している。

 

正義に対する感覚が弱い連中を見てると、例えば

関東大震災のときの朝鮮人虐殺なども、止めようとせず、

なんとなく見て見ぬふりをするんだろうなと思う。

ホロコーストなども、こんな風に人々が正義感覚を

麻痺させて、進行していったんだろう。

 

人間は虐殺も許容する卑怯さを持っているんだ。

ヘイトスピーチは本気で憎まなければならない。