小林よしのり

さあ、いよいよ『保守も知らない靖国神社』が必要になってきた

小林よしのり

新刊情報
2014年 7月 1日


街の人に任意で聞けば、集団的自衛権の行使容認は意外に

賛成する者が多い。

「まさか戦争にはならないだろうから」

「限定的なら」と、案外、安倍政権を信じている。

なぜ信じたくなるかと言えば、誰もが中国の脅威に怯えて

いるからだ。

尖閣諸島を巡る中国の脅威、あるいは日本海にミサイルを

ぶち込む北朝鮮の圧迫、その恐怖からアメリカに守って

ほしいと人々は思うようになっている。

集団的自衛権の行使容認は、中国や北朝鮮が後押しして

くれたおかげだ。

安倍政権やネット右翼は、中国・北朝鮮に感謝しなければ

ならない。

あまりにもいいタイミングで、中国や北朝鮮が日本を

脅して来るから、安倍政権を利してしまったのだ。

安倍首相は、外国の戦争に巻き込まれるようなことは絶対

ないと、平然と言ってるが、ウブなねーちゃんじゃ

あるまいし、わしはそんな嘘は信じない。

ペルシャ湾の機雷掃海はやらないのか?

岡崎久彦はこれで地球の裏側まで行けると大喜びじゃないか。

なんて正直な親米ポチなんだ。

ある意味、感心する男だ。

今後は自衛隊員が死ぬ可能性もあるだろう?

国家として祀らなくていいのか?

ぜひ『保守も知らない靖国神社』(ベスト新書)を読んでくれ。

今日、見本が上がってきたが、読みやすくていい本だ。

さりげなく冷静に過激かもね。

 『保守も知らない靖国神社』