小林よしのり

コンテ完成、カンヅメ終了

小林よしのり

日々の出来事
2014年 5月 6日


『大東亜論』第7章のコンテをやっと完成させた。

登場人物の感情の葛藤やユーモアもあるので、

表情も描き込まねばならず、時間がかかった。

だが、また跳ねたかもしれない。

 

8日発売のSAPIOで主人公の視点を強化させることで、

物語として一回跳ねたが、今回は群像劇になっても

各キャラが活きる方向に跳ねた気がする。

 

資料がない部分を、史実に矛盾が出ないように、

むしろ史実に説得力を持たせるように人物像を描き、

創作で埋めていく手法を、一歩づつ会得している。

 

コンテが出来た時点で「これはいける!」という

確信を持ち、興奮する時があるのだが、これが単なる

自己満足かもしれないので、自分自身への疑いは常に

持っていなければならない。

創作は葛藤と閃きと忍耐の連続だ。

 

ずっとカンヅメだったが、やっとチェックアウトして

自宅に戻れる。