高森明勅

竹田恒泰氏の印象

高森明勅

2014年4月26日 05:42

私は竹田恒泰氏との間にほとんど接点がない。

今、思い出すのは2点。
1つは、随分前に八木秀次氏から聞いた話。
旧宮家関係の人物から接触があった。
関係者には皇室に戻る覚悟の人もいるらしい。立派だ」
といった内容だったと記憶する。

この時、八木氏に接触して来た人物というのが、竹田氏だったようだ。

もう1つは、これも結構、前のこと。

日テレ系の衛星放送で皇室典範改正を巡る討論番組があった。

男系限定派から入江隆則氏・八木氏・竹田氏が出演。

女系も容認する立場からは西部邁氏・
所功氏に私といったメンバー。

番組中、私はフリップも用意して
側室不在の条件下で男系限定に固執すれば、
皇室の長い将来に亘る存続は図れない」と主張。

これに対して説得力のある反論はなかった。

収録が終わって控え室に戻ると、
竹田氏は、
討論で劣勢だったのが悔しかったのか、
いきなり私に食ってかかった。

「高森さん、側室不在と言っても、
600年後の価値観はどうなっているかは予測出来ないでしょう。
皇室や国民が側室を認めるようになっているかも
知れないじゃない
ですか!」と。

私は余りにも飛躍した論法に呆れつつ、次のように返した。

「確かに600年後の価値観がどうなっているか分かりません。
しかし、
600年後の価値観を持ち出して、
眼前の危機を乗り越える方向性を議論するのは無意味でしょう」と。

これへの再反論はなかったように思う。

風変わりな人物だなぁ、というのが、その時の印象だった。