小林よしのり

世界遺産と歴史認識、どっちが大事?

小林よしのり

政治・経済
2015年7月6日 04:19


明治産業革命遺産の世界遺産登録が決まって、安倍首相も

それぞれの地元も大喜びだ。

だが、朝鮮人労働者の徴用に「強制性」があったと、

日本が認めてしまう結果になった。

なんだか慰安婦問題の河野談話にそっくりな解決方法だ。

 

1940年代に一部の施設で大勢の朝鮮半島の人々が

意に反して厳しい環境下で労働を強いられた

そう日本側は認めた。

「意に反して」「労働を強いられた」この辺、「強制性」を

意味している。

その上、驚いたのは、日本はこの犠牲者のことを忘れない

ようにする「情報センター」の設置をするそうだ。

いやはや呆れる。

「強制連行」という文言は使わせなかったが、「強制性」は

認めて、日本はわざわざ「強制性」の説明をする

「情報センター」を設置するのだ。

 

「徴用工」は朝鮮人だけではない。

当時は台湾も朝鮮も日本だったから、台湾人も朝鮮人も

日本人もみんな徴用されたのだ。

日韓併合は国際社会からも承認されたもので合法、そして

日韓の問題は日韓基本条約で「完全かつ最終的に解決済み」

である。

 

あきれたことに日本は、韓国が自国で説明する際、

「強制連行」のニュアンスを強調することは黙認したと

いうから、また歴史問題で日韓関係が悪化することになる。

 

世界遺産って歴史を捻じ曲げてまで登録する価値がある

ものなの?

日本遺産でいいんじゃないの?
結局、経済成長戦略VS歴史認識となれば、金儲けを取る
というのが安倍首相の価値観なのだろう。