小林よしのり

シルバー・デモクラシーと文句を言う甘え

小林よしのり

2015年 5月 19日


大阪都構想の住民投票で、若者がシルバー・デモクラシーに

敗れたという説を唱え、老害だと言ってる馬鹿がいるらしい。

 

反対で投票した若者もいるはずなのに、若者なら「改革」に

賛成のはずと信じ込んでいるのも馬鹿だが、「若者は投票に

行く習性がないから老人に負ける、不公平だ」って言うのは、

どこまで甘えてるんだ?

たかが外に出て、近くの投票所に行くくらいのことも億劫

なのだから、老人に負けてもしょうがない。

 

ニートの不平不満にまで耳を貸して、民主主義が成り立つ

はずないだろうが!

もっと若者が気軽に投票できるシステムを導入してあげよう

とか、ネットで「いいね!」投票させようとか、バカバカしい

過保護な考えはやめろ!

 

わしは選挙権を18歳まで引き下げるのに反対ではない。

だがそれは、あくまでも十代の精神年齢を上げるためだ。

現在の幼児並みの精神年齢にシステムを合わせろという

考えではない。

本当は徴兵制を実施して、選挙権を引き下げるのが一番、

国民としての当事者意識が生まれる良い方法だと思う。