小林よしのり

日米同盟の強化は「NO」と言える根拠がない

小林よしのり

2015年 4月 30日


「報道ステーション」でメチャ濃ゆい顔のコメンテーターが

日米同盟が「NO」と言うこともできる対等な関係になった

などと言っていてあきれた。

 

米国が防衛費削減のため、今後は自衛隊の利用を組み込んだ

戦略を立てるのであり、軍事戦略や技術が一体化したら、

もはや「いざイラク戦争」のような場面で、「NO」と言える

はずがない!

 

湾岸戦争のトラウマが大きすぎる自民党や外務省は、

それこそ血の同盟関係が崩壊することを、最も恐れるだろう。

 

アメリカは絶対に「これは侵略戦争です」と言ってはくれない。

ベトナム戦争も、イラク戦争も、アメリカの分かり易すぎる

侵略戦争のサンプルだから、恐くて見たくないだろうが、

振り返って直視してみたらどうだ?