小林よしのり

宮台真司が『新戦争論1』を絶賛したので驚いた

小林よしのり

新刊情報
2015年 4月 24日


荒川強啓の「デイ・キャッチ!」というラジオ番組に出た。

この番組は前回もわしに「ネトウヨの生みの親」の責任を

問う場面があった。

今回はさらにそのレッテル貼りを番組のCMから繰り返し

ていて、番組内でも左翼が出したメールを読んで、

「ネトウヨの生みの親」を面白がっていた。

わしの本は影響力がありすぎるので、馬鹿には毒が

強すぎるとしか言いようがない。

 

さらに宮台真司とわしの過去の確執を話題にしていたが、

これを話すにはもっと時間がいる。

30分弱しかないのに、CMは入るし、聴取者のメールを
読むし、あっという間に終わって、わしは大して
話さなかった。

大竹まことの番組の方が、いっぱいしゃべらせてもらった。

 

あまりしゃべれなかったが、収穫はなかったわけではない。

荒川強啓氏も『新戦争論1』を読んで勉強になったと言って

くれていたし、なにより宮台真司が言論カフェのときは

読んでなかったのに、今度はしっかり読んでくれていて、

大絶賛してくれたのだ!

 

なにしろ番組が始まる前に、宮台氏が「これを道徳の教科書

にしてもいい」とまで褒めてくれたので、わしはあまりに

驚いて、うろたえてしまった。

 

どうやら、わしと宮台氏は9・11同時多発テロ以後の

アメリカの狂乱ナショナリズムと、それにポチのように追従

する日本政府を見て、意見が一致してしまったようだ。

わしも宮台氏の考えを誤解していた面があって、

そういうことも、幻冬舎新書で話し合おうと思っている。

 

宮台氏はメールで送った、次回「ゴー宣道場」の依頼書を

やっぱり読んでなかった。

今日は直接依頼したら、一発でOKしてくれたので、

次回「ゴー宣道場」は東浩紀と宮台真司の登場となる。