小林よしのり

集団的自衛権の法制化に鈍感な国民

小林よしのり

2015年 3月 22日


今朝の「ゴー宣道場」の設営隊募集も一瞬で決まったようで、

師範としては感謝してその期待に応えねばなりません。

 

集団的自衛権の法制化が進められていますが、国民は何の

ことやらわからないという風情で、何の覚悟も持たずに、

この事態を指をくわえて見送っています。

戦前もこんな感じだったのでしょう。

 

「アメリカについていけば百年安泰」という言葉は

故・岡崎久彦氏の迷セリフですが、その通りに

安倍政権は走り出したようです。

 

だがしかし、現在の集団的自衛権の法制化を進めるのならば、

『新戦争論1』で描いたイラク戦争の総括が

絶対に必要なのです。

イラク戦争が何であったか、アメリカを支持した日本人の

責任は?

この命題から目を塞いで逃げたままで、米軍追従を

進めていいのか?

 

とりあえず、わしとしては来週のライジングで、この問題を

人々に分かりやすく知らせるために、『ゴーマニズム宣言』を

「号外」で配信しようと思います。

「号外」の方が読んでくれる人が増えるからです。

 

412日開催の「ゴー宣道場」では、さらにこの問題を深く

議論したいと思っています。