小林よしのり

支那人化する日本人

小林よしのり

日々の出来事
2015年 2月 16日


ライジングは毎週配信にこだわるつもりだから、

心配しないように。

ただし、わしの都合で「一週休み」などはあるかもしれない。

わしも人間だから病気になるかもしれず、一年に2回くらいは

長期休暇を取って、読書したい。

これも仕事の質を上げるためだ。

 

高森氏が書いてた食品への異物混入の話、同感だ。

わざわざネットで拡散して復讐しなくても、会社に一本電話で

クレーム入れたら、新たな商品と交換してくれるし、ときには

それ以上のお詫びの品をもらえたりするのだから、

それで良かろうに。

わざわざネットで拡散して、会社のイメージダウンを狙って、

倒産にまで追い込むのは、愉快犯だろう。

 

そもそも大量生産・大量消費の「安価な」商品を購入している

くせに、異物ゼロしか許さないというのは、消費するだけで

権力者になれると勘違いした、消費者の傲慢である。

消費者は大切だが、権力者と思ってはいけない。

店員に土下座させるような馬鹿が生まれるのは、

「お客様は神様です」が浸透しすぎたせいだろう。

 

サービスを提供する者と、それを楽しむ者が、日本人の

「常識」の範囲内で、許容し合えるようになりたいものだ。

その「常識」も国によって異なるから、最近の日本人は

「支那人」の「常識」に近くなっているような気がする。

これは排外主義的な意見ではない。

「私欲」が強すぎるのが「支那人」で、和の精神や、

謙譲の美徳を「常識」とする日本人とは違うようだ。

 

しかし最近の日本人は、どんどん「支那人」になっている。

自民党の政治家だって、政党交付金を受け取っているくせに、

政治献金まで受け取るために、大企業におもねる政策を

優先し、「私利私欲」の政治を行っているのだから、

大衆が「支那人」化するのも無理ないのかもしれない。