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小林よしのり

「顔面サトラレ」の秘密

小林よしのり

日々の出来事
2015年 2月 7日


秘書岸端に聞いたら、対談のときは自分の気持ちを

顔に表さないように心掛けているそうです。

 

問題は時浦です。

時浦は思ってることが全部、顔面に出るんです！

「顔面サトラレ」です。

 

「え？そんなことってあるか？」と思ったら、

時浦の顔面に「疑念」が充満して歪んでいます。

怖いんだなあ、この顔が。

香山リカはあの顔を見て震えあがった可能性もあります。

 

今後は、時浦は対談の最中、天上の一点を見つめたまま、

能面のように表情を動かさないこと。

これを守らせよう。

 

もう一つ対処方法がある。

わしの対談相手の後ろに座ることだ。

 

だがそうすると、「顔面サトラレ」の表情の変化が

わしから丸見えになって、わし、吹き出して笑ってしまう

もんなあ。

困ったなあ。

「顔面サトラレ」は優秀なんだが、他人には怖いし、

わしには可笑しすぎるんだよなあ。

小林よしのり

漫画家

昭和28年福岡生まれ。漫画家。大学在学中にギャグ漫画『東大一直線』でデビュー。以降、『東大快進撃』『おぼっちゃまくん』などの代表作を発表。平成4年、世界初の思想漫画『ゴーマニズム宣言』を連載開始。『ゴーマニズム宣言』のスペシャル版として『差別論』『戦争論』『台湾論』『沖縄論』『天皇論』などを発表し論争を巻き起こす。近刊に、『卑怯者の島』『民主主義という病い』『明治日本を作った男たち』『新・堕落論』など。新しい試みとしてニコニコ動画にて、ブロマガ『小林よしのりライジング』を週1回配信している。
また平成29年から「FLASH」（光文社）にて新連載『よしりん辻説法』、平成30年からは再び「SPA!」（扶桑社）にて『ゴーマニズム宣言』、「小説幻冬」（幻冬舎）にて『おぼっちゃまくん』を連載開始し話題となっている。

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