小林よしのり

岸端と時浦を連れていく理由

小林よしのり

日々の出来事
2015年 2月 7日


今後わしと対談する人のために、断わりを入れておきますが、

秘書岸端は必ず同席します。

対談場所がどこかは秘書しか知らないし、わしは一人では

移動できません。

運転手は秘書ですから必ず同席します。

秘書は対談後、いろんな感想や意見を言ってくれるので、

わしの勉強はさらに加速します。

 

時浦も同席することがあります。

それは、わしが一度熱中して、終わったテーマは忘却する

からです。

次のテーマに熱中し出すと、すべて忘れてしまいます。

そこで対談場所に向かう時間、車中で時浦にレクチャーして

もらうのです。

時浦はわしのブレインであり、官僚体質なので、対談後の

帰りの車中で、「あの資料探せ」とわしが言えば、

すぐやってくれます。

終わったテーマについては、記憶力抜群の時浦の方が詳しく

なってしまうので、その後も議論が続くなら、もう時浦に

任せておいてもいいのです。

 

わしの関心は他に移っていて、スタッフ全員を食わせながら、

自分の仕事を次々こなしていくには、終わったテーマは

次々に忘れていくしかないのです。

わしは「運動家」ではありません。

わしは「創作者」であって、後世に残るくらいの名作を何本

生み出して、人生を終えるか?

それしか目的はないのです。