小林よしのり

「おぼちゃまくん」新作に向けて

小林よしのり

日々の出来事
2016年 4月 7日


昨日は『おぼっちゃまくん』の打ち合わせだったが、茶魔語の

募集にもう100以上のアイデアが寄せられていた。

 

「コロコロアニキ」の読者層は20代から30代だそうで、

「コロコロコミック」を卒業していた読者が「アニキ」に

戻ってきているらしい。

 

どうやら、今の少年漫画誌やヤング誌が、女性向けになって

いることや、絵の巧みさが思春期以降のカッコよさを求める

層向けになっていることが、「アニキ」の部数増の要因になって

いるようだ。

 

つまり子供漫画らしい漫画を見たいという漫画ファンが、

行き場を失っているということだ。

その層が「アニキ」に戻ってきている。

 

そして、昔、流行ったミニ四駆やビックリマンシールが、

今再び流行しているらしく、大人が買って、子供と一緒に

楽しむための雑誌にもなっているようだ。

「スターウォーズ」を親子で見ているようなもので、文化的

コンテンツのリバイバル化が進む傾向にあるのだろう。

 

『おぼっちゃまくん』は表紙カラ―と白黒32ページで描く

ことになったから、スケール感も出せて、たっぷりギャグも

出せる。

他にも『おぼっちゃまくん』関係の企画を準備してくれる

ようで、7月発売の「コロコロアニキ」は楽しめそうだよ。