小林よしのり

自称保守論壇の崩壊が心地良い春

小林よしのり

政治・経済
2016年 3月 9日


イラク戦争の賛否と皇位継承問題で、保守論壇とネトウヨから

バッシングされ、さっさと撤退して縁を切ってしまったことが

本当に良かった。

自称保守の劣化・反知性主義は無残すぎて、わしの常識では耐え

られなかった。

 

あんな連中を「保守」と言うのは完全に間違いである。

自称保守」と呼ぶべきであって、その劣化のひどさは真反対の

ように見える「ネット左翼」とほとんど同質である。

今や小林よしのりは「ネトウヨ」からも「ネトサヨ」からも

バッシングされるようになって、得も言われぬ心地良さに

浸っている。

 

「保育園落ちた日本死ね」というブログに対する安倍政権の冷淡さ、

あまりに劣化した自民党議員のヤジの数々、現状を知らぬ極限の

馬鹿議員が自民党内に蠢いている。

もっと馬鹿を晒せ!自分の首を絞めろ!

今後ますます自民党内でも「言論の自由」は委縮させられよう。

そのストレスはマスコミに対する「委縮強要」となって、

憲法の本質を知らぬ危険な政党、民主制の根本を知らぬ非常識な

政党というイメージは拡大するだろう。

 

奇しくも自称保守のカリスマだった田母神俊雄が東京地検の

強制捜査を受け、自称保守論壇&ネトウヨも同時に崩壊を

加速している。

 

軌を一にしてアメリカでは、トランプのような劣化した反知性主義が、

日本の一周遅れで人気を博し、これを読売・産経新聞までが顰蹙もの

だと叩いているのがアホらしくて笑える。

 

もはや自称保守は沈みかけた泥船である。

自称保守も自称リベラルも左翼も、すべてが崩壊する過程に入った。

実に気持ちの良い、清々しい春がやってきそうである。