小林よしのり

クリントンもサンダースもトランプもわしもTPP反対

小林よしのり

政治・経済
2016年 2月 25日


クリントンが「日本は為替を操作して通貨価値を下げ、

輸出品の価格を人為的に安くしている」と言っている。

 

その通りだ。

日本の輸出向け企業は為替差益だけで膨大な収益を上げていて、

それを内部留保で溜め込んでいるだけだ。

国内に設備投資をしないし、雇用も増やさないし、賃金も

雀の涙ほどしか上げない。

 

国の役に立ってない大企業を、政府は為替操作で優遇してる

だけなんだから、クリントンの言う通りだろう。

国内の製造業を守るためにクリントンには頑張ってほしい。

TPPにも改めて反対しているから、これもわしは賛成だ。

 

しかしTPP反対はサンダースも反対しているし、トランプも

反対している。これは面白い現象だ。

アメリカもシェールガス・バブルが崩壊したし、言われている

ほど景気がいいのかどうか分からない。

 

アメリカも日本も国内回帰すべき時で、グローバリズムに

頼っていても国内の景気は良くならない。