小林よしのり

脳の切り替えについて

小林よしのり

日々の出来事
2016年 1月 28日


Special本、第6章のペン入れ終了。

この一本で2日間かかった。

 

読書して勉強する、シナリオを書く、コンテを描く、

ペン入れをする、この段階を踏んでやっと一本上がる。

脳の切り替えが大変だ。

絵ばっかり描いていれば徐々に上手くなっていく。

だが、読書からコンテまでの段階に集中した後で、

ペン入れに入ると、思い通りに絵が描けなくてイライラする。

 

逆にずっと絵に集中して、上手くなってきたなと思っている

ところで、読書・シナリオへ移行すると、これも苦痛を感じる。

やれやれだ。

 

しかし、今朝も目覚めて、布団の中で『大東亜論』の

煮詰まってるアイデアを考えていると、いいアイデアが

思いついた。

先日、仕上げた一本が会心の出来で、担当氏にも編集長にも

気に入ってもらえたので、ハードルが上がってしまって、

あんなストーリーがまた創れるのかいなと不安に感じてたが、

またまた面白い話を創れそうだ。

 

アイデアは朝がいい。

朝起きて、布団の中で考えれば、前日までの煮詰まった感覚が

嘘のように、突破口が開ける。

コンテを描くのが楽しみだ。

 

だが、すぐにコンテを描けないもどかしさ。

まだペン入れしなけりゃならない原稿が、ここにあと3本ある。

今日からは絵が上手くなっているので、速く進むだろうが。