小林よしのり

明日の「ゴー宣道場」について

小林よしのり

ゴー宣道場・公論イベント
2015年 12月 12日


明日の「ゴー宣道場」だが、笹幸恵さんに頼みますが、

議論の三本柱の順番を変えてほしい。

 

1 席を譲るときのマナー

2 老いと親孝行

3 組織と個人の葛藤

 

という順番で話題をつないでほしい。

もちろん、切通理作氏の基調講演からつないでいくから、

理作氏がどうテーマを投げかけるかを見なければ見当が

つかないのだが。

 

1のマナーの話は、朝日新聞に載って反響を呼んでいたが、

子供が年寄りに席を譲ったら、その年寄りから「譲りたく

ないくせにマニュアル通りにふるまうな」と怒鳴られたと

いう例だ。

これは、「お年寄りに席を譲りましょう」という初歩的な

マナー・道徳すら揺るがす時代が来たということなのかも

しれない。

 

2の話は介護離職が今現在の話題になっている。

老いの問題、家族の問題は、自民党の憲法草案(憲法に

道徳を書き込む愚!)にも関係する重要な道徳の問題である。

 

3の話は薬害エイズや化血研に現れた「組織と個人」の問題、

組織人・社会人としての道徳の問題になる。

 

道徳とはそもそも何なのか?倫理と道徳の違いは?という

大テーマも含めた議論に発展していければと思っている。

もちろん、第二部では参加者にも意見を聞きながら、

この国の道徳は消滅に向かうのか?を論じていきたい。