小林よしのり

海外メディアの戸惑い

小林よしのり

マスコミ・報道
2015年 9月 18日


海外メディアから見れば、安保法制は賛成の方が多いはずだ。

中国の覇権主義を恐れる東南アジアは当然賛成だろうし、

ヨーロッパでも集団的自衛権は普通だから、

警戒心も持たない。

アメリカは当然、大喜びだろう。

カモがネギ背負ってやって来たようなものだから。

 

海外メディアは、若者が政治に目覚めたという神話を報じる

しかないだろうが、実は単なる戦争反対で、自分で自分の国を

守る意識すらないという実態を知れば、世界の現実からすれば、

内心、馬鹿にして、不思議の国だと思うだろう。

 

東南アジア諸国は、むしろ若者のデモが迷惑なはずだ。

だが日本には、対米追従か、お花畑平和主義の二択の論者

しかいないのではない。

自主防衛体制を整えて、戦前とは違う平和の大東亜共栄圏を

目論む者もいると知ってほしい。

わしはアメリカが隣国だとは思っていない。

隣国はやっぱり韓国であり、中国である。

 

わしはすでに次の戦いを射程に入れて仕事をしている。