小林よしのり

医療の発達は側室に代われるか?

小林よしのり

皇室・皇統問題
2016年 9月 17日


皇統の「男系主義者」たちがよく言う「側室がなくても、

現代は医療が発達しているから大丈夫」という言葉が

さっぱり分からないのである。

 

「江戸時代は子供が病気になるとバタバタ死んでいたから、

側室が必要だった。現代はほとんどの病気は治せるから、

側室なしで大丈夫」と言うのだ。

この意味が全然分からない。

 

そもそも一夫一婦制の中で、しかも産む子供の人数が
不足しているのであって、
1人か2人しか産まないので
あれば、男子が生まれる
確率が減ってしまうのは
当たり前である。

 

医療の出番は、まず子供が生まれて、育つ過程の話で

あって、1人も産まなければ、医療の出番はない。

現に皇室でも次世代の男子は悠仁さま一人になっている。

 

それとも医療の出番は、子供を産む前の段階からと

考えているのだろうか?

だとしたら、不妊治療や、試験管ベビーや、代理母で、

子供を産めということなのか?

だがそれでも男女の産み分けは出来ないのである。

 

「男系主義者」たちから、「医療の発達」とずっと聞いて

きたのだが、一体何の意味があるのだろう?