小林よしのり

Y染色体を信仰する因習集団

小林よしのり

皇室・皇統問題
2016年 8月 5日


読売新聞社の緊急世論調査で、天皇陛下から皇太子殿下

への「譲位」が出来るように法改正すべきだという回答が

84%に上ったという。

「改正すべきだ」は男女別や年代別でみても、すべてで

8割弱から9割弱を占めている。

当たり前だ。それが健全な庶民感情というものだ。

 

「日本会議」が「摂政を立てよ」などと一知半解な知識を

振り回しても、健全な庶民を洗脳するのは不可能だ。

 

そもそも「日本会議」には尊皇心のひとかけらもない。

125代にわたる天皇の一人ひとりを敬愛する気持ちなど

全然なくて、男系血脈というY染色体を崇拝している

のである。

そんなものは単なるカルトであって、日本人の伝統ではない。

伝統とは「因習」ではないし、ましてやカルトは排除しなければ
ならない。

 

伝統とは日本人のバランス感覚なのであって、まさに今まで

国民のために祈り、働いてこられた陛下のご意向を叶えて

さしあげたいという日本人の心情こそが伝統なのだ。

 

「日本会議」のカルト信仰に、なぜ振り回されなければ

ならないのか?

ノイジー・マイノリティーの狂った意見に、政府が配慮

したり、マスコミが取り上げる必要もないのだ。

将来、日本国民が必ず笑って語るときが来るだろう。

「昔、日本会議なんて国賊集団はY染色体を信仰していたん

だってよ」

「アホだねえ」というように。