小林よしのり

コンピューターの基本が必要な時代

小林よしのり

日々の出来事
2016年 6月 29日


わしの『大東亜論』のペン入れ、半分まで終わった。

今日、残りの原稿と交換するから、スタッフ諸君は用意して

おいてくれ。

iPadの具合がおかしいので、みなぼん、今日修理してくれ。

 

しかし、わしの世代はコンピューターの基本を知らないから、

不具合が起こると、修理の仕方が全然分からない。

わしが商業高校の時代は、簿記で貸借対照表や精算表などを

習い、検定で2級を取って、珠算も3級を取ったので、

これで大学進学するより就職には有利ということになった。

同級生は家が自営業の者はそれを継いだし、他の者は福岡の

一流企業や、一部上場の大企業に就職した。

 

しかし今の時代は簿記や珠算なんて役に立たない。

コンピューターに強くないとダメだろう。

現にわしのところでも、コンピューター関連はみなぼんに

頼り切っている。

わしはパソコン買ってきたって、動かすことが出来ないし、

言われたとおりに操作してるだけで、一旦不具合が起こったら、

もう全然ワケワカメになってしまう。

 

つまらん道具だが、便利がいいのは確かだし、仕事には必要

だから、基本から習っておく方が得ではあるな。

しかし、わしの簿記や珠算が無意味になったように、時代の

変化によって、コンピューターも何の役にも立たなくなる日

が来ないだろうか?

代替不可能なのは脳の前頭葉だけだと思う。