小林よしのり

ケント・ギルバート氏と対談した

小林よしのり

日々の出来事
2016年 6月 22日


ケント・ギルバート氏と「まぐまぐ」で対談した。

近いうちに文章になって配信されるらしい。

 

マスコミの言論が左翼に偏っていると読売新聞に全面広告を

出した連中の中にケント氏も入っていたが、

この「言論の自由」の問題も堂々と論争した。

 

ようするに彼らはマスコミが国民を「洗脳」していると

思っている、これが核心だろう。

わしは考えが違っていて、国民の感覚と全然違う内容を

マスコミが放送しても、視聴率が下がるだけで、

問題は国民の方にあると思っている。

 

さらにまたしてもだが、格差なんか大したことないと

ケント氏は思っているようなので、これも論破しておいた。

アメリカだって格差が拡大しているからこそ、サンダースや

トランプが台頭してきたのだ。

日本もアメリカの後を追いかけて、新自由主義路線を走った

ために、非正規社員が4割になっている。

女性は年収400万円以上の男性を望むが、400万円以上の

年収の男性は25%くらいしかいない。

中流が崩壊したのだ。

男女とも結婚できないから少子化が進むのだ。

ケント氏は「一億総中流」の時代の日本を知らないようだ。

 

さらにグローバリズムやTPPの考え方も、わしとケント氏は違う。

ようするにケント氏は産経新聞系保守と一緒になってしまって

いるのだ。

わしはナショナリズム(国民主義)の人間であり、

産経新聞ホシュや朝日新聞サヨクはグローバリズム(世界市民)

の者たちである。

 

ただし国防に関する意見は、わしと一緒だ。

それがある限り、ケント氏を産経保守と一線を画す部分がある

人物と認めてよいだろう。

いずれ「ゴー宣道場」に呼ぶかもしれない。