小林よしのり

絵の作業の話

小林よしのり

日々の出来事
2016年 5月 30日

『おぼっちゃまくん』のペン入れを始めたら、絵の描き方が

違うことに気が付いた。

子供の顔と思って描いているのに、つい思春期の少年少女の

顔になってしまう。

過去の絵を横に置いて、顔の中の目鼻の比率や、目の大きさに

注意しながら描かねば、大人ばっかり描いていたクセがつい

出てしまう。

慣れるまで少し時間がかかりそうだ。

 

原稿の左右の比率も「SAPIO」や幻冬舎の描きおろしと違う

ので、「コロコロ」のサイズだと横が狭く感じる。

これも慣れを待って、いかに絵を大きく描くかを工夫しな

ければならない。

 

コンテから原稿用紙にアタリを描き移す作業を、ポカQ

やっているが、やけにその作業が遅いなと思っていたら、

コンテを描くレポート用紙の縦横の比率が、「SAPIO」の

比率にぴったりなので、「コロコロ」だと原稿用紙にそのまま

トレースが出来ないらしい。

困った。作業が遅れる。

コンテを描くレポート用紙を探さなければならない。

 

漫画の絵を描く話をしたって、誰も分からんだろうな。