小林よしのり

ヘイトスピーチ対策法の危うさ

小林よしのり

政治・経済
2016年 5月 29日


ヘイトスピーチ対策法は、作らなければ仕方がないと、

わしも思う。

だが、諸手を上げて賛成とは言えない。

暗い気持ちで賛成と言うしかない。

 

在特会が諸悪の根源である。

くだらないことをして、権力の介入を招いてしまった。

 

左翼はこの対策法には罰則規定がないと不満らしい。

罰則まで儲けたら、いよいよ権力の介入が本格的になる。

 

立憲主義は国民が権力を監視することだと言いながら、

都合のいいところでは権力の強化を願うのが、

甘ったれた左翼の性向である。

 

この国の民は、右派も左派も矛盾だらけで、果てしなく

堕落している。