小林よしのり

意外にもスタッフが『大東亜論』を楽しんでいる

小林よしのり

日々の出来事
2016年 4月 19日


昨夜は生放送の後、スタッフと雑談したが、そこで初めて、

チーフ広井やポカQが『大東亜論』を楽しんでいることを

知った。

 

彼らは読者より2本先まで読んでいるのだが、岡りなの

キャラクター作りのわしの意図までよく分かっていて、

キャラとしての頭山満の存在感の変化にも気づいていた。

 

さらにわしの漫画にしては一人称にならず、客観的に主人公を

捉えていること、群像劇になってることなどを、よく把握

している。

 

18ページにこの内容を入れ込んで、窮屈にならないように

見せる苦労も分かっているようだ。

 

さすがに誰より早くコンテを見て、一コマ一コマ、絵を入れて

いく者たちだから、読み込みが深い。

スタッフが作品を楽しんでいることは、絵の完成度にとって

重要なので、気分が良くなった。

 

今年は何としてもスタッフ全員連れて、神戸に取材に行きたい

のだが、暴力団の抗争があってるから心配でもある。